わせダイニング

早稲田大学文化構想学部文化構想学科文芸・ジャーナリズム論系に所属する学生がつくるウェブメディアです!主に高田馬場・早稲田の食に関する情報を発信していきます!

【特集】突撃!教授にインタビュー 津田 大介先生の想い出の味

 

現在、早稲田大学文化構想学部の教授を務めていらっしゃる津田 大介先生は元々早稲田大学のOBです。そんな津田先生に大学時代の想い出の味や現在おすすめの飲食店をインタビューしてまいりました!

津田先生の大学時代

僕は高校が都立北園っていうすっごい自由な高校だったんです。本当に大学みたいな高校で校則が一切なくて、授業も先生が学会に出るから休講になるってことがよくあって。それで授業が休講になってみんな暇になったから、学校から出て近くのボーリング場とかゲームセンターに行っって、結局だるくなったから(学校に)帰るの辞めようかみたいなことがよくありました(笑)

大学でできる遊びは全部高校の時にやったなという感じだったので正直大学はあんまり面白くないなと感じていました。今だったら多分、探せばもっと面白いものってたくさんあったんだろうと思いますけど、当時は面白いものってなくて。それで大学であんまり授業出なくなっちゃって。まあそれもあって僕は1年留年しているので。そんな人間をこうして教員として迎えてくれるので早稲田大学は非常に懐の深い大学だなと思いますけど(笑)まあただ授業はあんま出なかったけど大学にはよく来ていて、サークルにはよく行っていましたね。サークルは音楽系の多重録音芸術会っていうサークルに入っていて。たまたま俺が入った時に打ちこみの音楽とかDJが少しずつ目立ってきた時期だったのでそこに入って音楽を作っていました。僕は社学(社会科学部)だったので当時授業は大体昼からで、だからお昼過ぎに学校に来て大隈通りとか西門商店街でご飯を食べていました。あと、よく文カフェにも行っていました 

サークル御用達の店

大隈通りの方、大隈商店街にいくつか行きつけの店があってその中の一つがママハウスっていう、もう今から4、5年くらい前に無くなった店なんだけど韓国料理屋だったんですよね。そこにはとにかくよく行きました。広くて座敷で長居してもいいっていう、いかにも学生が居ても許される感じだったのでサークルのみんなでよくママハウスに行って、一人一品ずつ頼んでビールを飲むみたいな。そこのキムチチャーハンがすごくおいしかったです。

大学時代で大隈のあたりで夜よく行ったのがママハウスで、その向かいあたりにあったマーレっていう、80年代、90年代早稲田にいた人はすごい憶えているっていう喫茶店があってそこもおいしかったです。喫茶店なんだけど定食がすごく充実していて、よくサークルの先輩が連れて行ってくれたお店ですね。マーレは何を食べても大体うまい、だけどこれだけは頼むなってメニューがあってそれがカレーなんですよ。カレーがすごくまずい。カレーってまずくするの難しいでしょう。難しいんだけどたぶんものすごいオリジナルレシピでスパイスとか入れてるんだと思います。とにかく独創的なカレーなんです。そうは言ってもカレーがまずくて食べられないなんてないだろうと最初は思って、マーレでカレーを頼んだら、あまりにもまずくて人生初カレーを残しました(笑)残しちゃうくらいまずかった。やっぱり好きな人はすごく好きなんだろうけど、ほとんどの人はカレーを頼みませんでしたね。でもそれを知っていてサークルの中では新入生が来たらマーレに連れて行ってカレーを頼ませるっていう洗礼みたいなものがありました(笑)マーレにはドライカレーもあって、でもドライカレーはすごくおいしかったです。多分例のカレーを用いて作るんだろうけど不思議なことに炒めるとおいしくなる。マーレはすごい思い出深い店ですね。

 

チョコ味のトンカツ!?

早稲田に入学前にテレビを観ていた時、名物グルメ特集で早稲田のチョコトンが取りあげられていたんです。お店の名前はフクちゃんっていうんですけれど。フクちゃんはとんかつ屋さんで色々変わり種のとんかつを出すところだったんです。それでチョコトンっていう板のチョコレートをカツに挟んで揚げたものがありました。それをテレビで観てなんだこれって衝撃を受けて。その後早稲田に入学してすぐに行ったんですけど実際に食べてびっくりしました。まあ結論から言うと結構うまいです。食べたことない味なんだけど、結構いける。チョコが挟まっているので勿論甘いんですよ。それで結構チョコが挟まっているんですよね。カツ自体がなかなか大きいんですけどその内のだいたい3分の2くらいにチョコが挟まっています。本当に結構うまいんですけど、端っことかチョコが挟まっていない普通のカツの部分もあるんですよね。それをソースとかで食べるとそっちのほうがうまい(笑)あとフクちゃんは他にもメニューがあっておろしトンカツっていうのもあって。今はトンカツをおろしポン酢で食べるって普通ですけど当時は本当に珍しかったんですよ。当時はカツといえばソースで食べるみたいな。塩で食べるとかそんなのもなかったから。おろしトンカツはすごくうまかったです。フクちゃんでチョコトンを頼む人はたぶん全体の2割くらいで。みんなは普通のおいしいトンカツを頼む人が多かったです。結構人気だったんだけど確か10年くらい前に閉まりました。

 

ぜひ行きたい!津田先生おすすめの店

今もまだ早稲田でやっているお店で当時よく行ったのは三品食堂ですね。三品は本当によく行きました。やっぱりあそこでしか食べられない独特の味気があって。牛丼とカツとカレーで三品なんですけど、それぞれ単体で食べると味は正直普通なんですよ。でもそれが全部混ぜ合わさるともうあそこでしか食べられないものになるんです。僕はその味がすごく好きで。中カツたまミックス(カツと牛丼と卵の組み合わせ)をよく食べていました。

あと、自分が早稲田に入学した時くらいにティーヌンっていうタイ料理屋がオープンして、その時はまだタイ料理が全然ブームになる前であそこでトムヤムラーメンを食べた時は衝撃的でした。人生でこんなもの一度も食べたことないって。あのトムヤムラーメンは結構病みつきになってましたね。

この間行っていいなと思ったのはティーヌン(本店)の向かいにある蓮月っていう餃子屋さんです。これはおすすめですね。餃子がとにかく美味しくてそんなに値段も高くないので学生でも行けると思います。

 

 

いかがでしたでしょうか?

お忙しい中取材に協力してくださった津田 大介先生、本当にありがとうございました。

 

・ママハウス 閉店

・マーレ 閉店

・フクちゃん 閉店

・三品食堂

月~土 11時~15時

東京都新宿区西早稲田1-4-25

03-3202-6563

ティーヌン 西早稲田本店

平日・土曜 11時~26時 日曜 11時~23時

東京都新宿区西早稲田2-18-25 横川ビル1F

03-3202-1865

・蓮月 三号店

平日 18時~23時 土曜・日曜 17時~23時

東京都新宿区西早稲田3-19-1

03-6233-9404